歌舞伎オンデマンド 邯鄲枕物語 艪清の夢

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歌舞伎オンデマンドで「邯鄲枕物語 艪清の夢(かんたんまくらものがたり ろせいのゆめ)」を観た。歌舞伎美人での上演時間は 3:18-4:39 1時間21分で、配信の方は1時間19分だった。

配役は、艪屋清吉に松本幸四郎さん、横島伴蔵/盗賊唯九郎に中村錦之助さん、清吉女房おちょう/傾城梅ヶ枝に片岡孝太郎さん、お臼に中村壱太郎さん、貸物屋六助/杵造に大谷廣太郎さん、下男太郎七/捨金番福六に中村吉之丞さん、八百屋女房おみねに澤村宗之助さん、米屋勘助に中村松江さん、安藝の内侍に市川高麗蔵さん、紺屋手代黒八/番頭作左衛門に大谷友右衛門さん、家主六右衛門/鶴の池善右衛門に中村歌六さん。

「邯鄲の枕」の故事のように、主人公の清吉が荷物(実は探している聖徳太子の一軸)を枕に、女房が食事を作っている間にみた夢の出来事が話の中心の喜劇で、そこかしこに笑いのネタが散りばめられている。

歌六さん演じる鶴の池善右衛門は、昼は男、夜は女となる奇病にかかっているということで、暮れ六つの鐘の音を聞くや瞬時に男から女へ変わる姿は、実に見事な演じ分けだった。

「仮名手本忠臣蔵 五段目」のパロディでは、猪の代わりに虎が登場する。お座敷遊び「とらとら」の歌に合わせてパフォーマンスを見せ、最後に「初笑」の軸を口にくわえ、寅年の正月を演出していた。また、この場では、盗賊唯九郎(定九郎のパロディ)の錦之助さんが上半身裸になって、昔懐かしいザ・ドリフターズのヒゲダンスを披露。(ヒゲダンスが受けるのは、アラフィフ以上か)。錦之助さんは、冒頭と終盤に登場する横島伴蔵では鼻と両頬を赤くして、道化役に徹していた。

黄金餅売りはお臼と杵造の夫婦なので、「団子売」のパロディ。雑煮の餅の伸び方はほとんどマンガ。(小道具さんの工夫のたまもの)。

「吉田屋」のパロディでは、幸四郎さんの衣装は紙衣に変わり、編み笠を被る。(2020年12月南座の顔見世を思い出した)。また、孝太郎さん演じる傾城の名前は夕霧ではなく、梅ヶ枝。ちなみに、梅ヶ枝は「ひらかな盛衰記」に登場する。いろいろ織り込まれている。

歌舞伎の演目を知っていると一層楽しめるけれど、知らなくても十分笑える楽しい一幕だった。

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