歌舞伎オンデマンド 新門辰五郎

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歌舞伎オンデマンドで「新門辰五郎」を観た。歌舞伎美人での上演時間は、2:15-4:12 1時間57分で、配信は1時間54分だった。

配役は、新門辰五郎の松本幸四郎さん、会津の小鉄に中村勘九郎さん、芸妓八重菊に中村七之助さん、九紋龍の定五郎に市川男女蔵さん、秋葉屋のお六に坂東新悟さん、堂前の庄吉に大谷廣太郎さん、三春の猪之吉に中村橋之助さん、花川戸の小竹に中村福之助さん、海苔屋の久次に中村虎之介さん、馬道の清五郎に中村歌之助さん、天狗党都築三之助に市川染五郎さん、辰五郎倅丑之助に中村勘太郎さん、寄席の女主おとめに中村梅花さん、用心棒黒部六之進に中村吉之丞さん、会津巡邏隊佐瀬得司に澤村宗之助さん、茶屋亭主万兵衛に松本錦吾さん、金看板の源次に市川猿弥さん、目明し弥太吉に片岡亀蔵さん、山谷堀の彦造に中村隼人さん、山井実久に中村獅童さん、絵馬屋の勇五郎に中村歌六さん。

「新門辰五郎」は、1939年に雑誌「講談倶楽部」に連載された真山青果の作品で、歌舞伎では1976年(昭和51年)6月に歌舞伎座で上演されて以来とのこと。

開国か攘夷かで争いの絶えない幕末の京都が舞台。江戸町火消し、浅草十番「を」組の頭・新門辰五郎ならびに一門は、開国派の第14代将軍家茂の警護で上洛している。これまで京都を守ってきた会津方との軋轢や、辰五郎が馴染みの芸妓・八重菊の家に攘夷派の水戸天狗党の若侍をかくまったことから起こった事件で、辰五郎は苦悩する…。

見どころは、終盤の辰五郎と小鉄による長台詞の応酬。また、中盤、「岩田という寄席の前」の場での騒動を辰五郎と小鉄がうまく収めるところで男気を見せているのが、終盤に効いている。

祇園の火事で辰五郎の火消魂に火が付いたところで言う「祇園様は京都の宝、京都の宝は日本の宝」、良いフレーズだ。

勘太郎さんが随分と大きくなってしっかり芝居しているのに驚いた。2011年(平成23年)2月22日生まれだから、もう12歳か。

七之助さんが京都の芸妓・八重菊を演じているけれど、京言葉がちょっとぎこちない感じがした。片岡秀太郎さんだったらどうしゃべっているだろうかと、ふと思ってしまった。

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