九月南座超歌舞伎 本公演 配信

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9月12日3時30分の回が dTV とニコニコ動画で生配信された。

後半に本公演を2回観に行く予定だったので、配信は観る予定ではなかったのだが、9月17日に中村獅童さんが体調不良のため休演となり、9月18日・19日も休演されるということで(松竹のガイドラインに則ってとのこと。三日御定法みっかごじょうほう、でもあるのだろう)、休演期間が延びた場合を想定して、dTV での配信を申し込んだ。

生配信の映像をそのまま使っているため、幕間も含めて配信時間は2時間44分だった。

映像「超歌舞伎の魅力」は、リミテッド公演と同じ。

続く「都染戯場彩(みやこぞめかぶきのいろどり)」は、新たに書き下ろされた舞踊公演。「花の大内」、「月の吉原」、そして、「雪の石橋」と季節感あふれる踊りで構成されている。正面からだけでなく、上手側や下手側、花外、2階からの撮影、花道近く最前列のカメラで舞台を少し見上げるような角度からの映像もあり、変化に富んでいておもしろい。

「花の大内」はチョンパで始まり、中村蝶紫さん、中村獅一さん、女性舞踊家さんたちが満開の桜の下で優雅に舞う。「月の吉原」は鳶頭の澤村國矢さんと、芸者の坂東はつ花さんが粋な踊りをみせる。また、若い者たちが躍動感あふれるアクロバティックな演技を披露している。浅葱幕の振り落としで始まる「雪の石橋」では、初音ミクさんが赤い獅子頭、中村獅童さんが白い獅子頭で毛振りを披露。毛振りの途中で、ミクさんの獅子頭が赤から緑に、そして、また赤に変化するのは、テクノロジーのなせる業だわ。

「御伽草紙戀姿絵」の幕が開くと、獅童さんは白塗り裃の正装で平伏している。立ち上がって花道へ向かうところで「立ち眩みしました」と言っていたのは、単なる偶然だったのか?ペンライトの大向こう練習では、客席からの大向こう音声がほとんど聞こえなかったのは残念だった。やはり獅童さんの方が貫禄と華がある。そして、カーテンコールを含め、観客を盛り上げるのがうまい。

ミクさんの口上、リミテッドバージョンと文言が少し違っていた。また、エンドロール後に獅童さんとミクさんが向き合う映像があったのも、リミテッドと異なる。

カーテンコールの映像で、ミクさん、V シェイプのギター弾いていたのね。そして、花道すっぽんから獅童さんが飛び出す。「京都(ここは KYOTO と書くべきか)、ありがとうございました」と叫ぶ獅童さん。ロックのライヴのノリ。

國矢さんは平井保昌の方が板についているように見えた。本公演の代役をこなして、今後、どう変わっていくのか楽しみ。

配信は気になるところを繰り返してみることができるので、良い予習復習になった。

20日から獅童さんは復帰されるということで、何より。

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