七月大歌舞伎 昼の部 大阪松竹座

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歌舞伎

演目・配役・上演時間

一、八重桐廓噺 嫗山姥

配役 荻野屋八重桐:片岡孝太郎 白菊:中村壱太郎 太田十郎:中村虎之介 沢瀉姫:片岡千之助 腰元お歌:中村亀鶴 煙草屋源七実は坂田蔵人時行:松本幸四郎

上演時間 12:00-12:55 55分

二、浮かれ心中

配役 栄次郎:中村勘九郎 おすず/三浦屋帚木:中村七之助 太助:松本幸四郎 大工清六:中村隼人 真間屋東兵衛:片岡松之助 佐野準之助:中村亀鶴 番頭五平:中村扇雀 伊勢屋太右衛門:中村鴈治郎

上演時間 1:25-3:00 1時間35分

観劇記録

松嶋屋と成駒家、そして、松本幸四郎さんという、ここ最近の松竹座や南座の顔ぶれに、今回は中村勘九郎さんと中村七之助さんが加わっての座組。勘九郎さん・七之助さんは、2017年5月花形歌舞伎以来の松竹座出演だった。

嫗山姥での孝太郎さん演じる八重桐は、元傾城らしい風格と色気があった。時行の血を飲んでからのパワフルな姿は、前半の女らしさとのギャップが面白い。八重桐と一緒に踊っていた腰元お歌はちょっとぽっちゃり系だったけれど、亀鶴さんの女方は珍しいように思う。白菊の壱太郎さんは見事な踊りだった。

話の流れ的に女性が活躍する演目なので、幸四郎さん演じる源七の存在感が今一つだったのは仕方がないか。

浮かれ心中は、井上ひさしさんの「手鎖心中」を歌舞伎化したコメディ。勘九郎さん演じる伊勢屋の若旦那の栄次郎が、戯作者になって売れるために、世間の注目を集めようと様々なことを行う。

劇中、栄次郎の友人で幸四郎さん演じる太助が花魁道中を見て七之助さんの帚木に心を奪われる場面があるが、「籠釣瓶花街酔醒(かごつるべさとのえいざめ)」のパロディ。パロディではなく、本興行で「籠釣瓶」を観たいものだ。

栄次郎と帚木が話題作りのための偽りの心中を実行しようとして、隼人さん演じる帚木の間夫・清六に刺されてしまう。一旦幕が降りて幕前での芝居となり、頭に天冠(白い△)をつけた勘九郎さんと七之助さんが登場する。七之助さんのものは、二等辺三角形の2辺がLEDライトで光る特製品。何年か前に新派の公演を松竹座で観たとき、終演後のアフタートークで波野久理子さんが天冠をつけて登場したのを思い出した。(調べてみると、2016年9月の「婦系図」だった)。

最後に、栄次郎は絵草子のねずみに乘り、三味線の奏でる It’s A Small World が流れる中を”ちゅう乗り”。コロナ禍が始まった2020年1月以降、松竹座では初の宙乗りとなる。主人公の栄次郎は死んでしまう話だけど、笑える喜劇で良かったのかもしれない。

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