歌舞伎特選DVDコレクション56 鎌倉三代記 絹川村閑居の場

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「歌舞伎特選DVDコレクション」56号は「鎌倉三代記 絹川村閑居の場」で、平成11年(1999年)6月に歌舞伎座で行われた公演が収録されている。本編86分。音声ガイドが収録されいる。4:3映像のため、両サイドに灰色の帯がある。

時姫に中村雀右衛門(四世)さん、三浦之助に中村梅玉さん、おくるに中村松江(現・魁春)さん、阿波の局に中村歌江さん、讃岐の局に中村鐵之助さん、富田六郎に坂東彦三郎(現・楽善)さん、長門に中村又五郎(二世)さん、佐々木高綱に松本幸四郎(現・白鸚)さんの配役。芸名が変わっているいる役者さんが多いので、頭の中で現在の芸名を思い浮かべながら観ることになった。

「鎌倉三代記」は、安永10年(1781年)に人形浄瑠璃として初演され、歌舞伎に大坂夏の陣を鎌倉時代に置き換えた物語で、徳川を鎌倉方、豊臣を京方としている。少々ややこしいけれど、マガジンに人物相関図が載っており、音声ガイドの解説もあるので、話は十分楽しめる。

この演目の最大の見どころは、時姫の四世中村雀右衛門さんの演技。四世中村雀右衛門さんは1920年8月生まれなので、上演当時は何と78歳のご高齢。年齢を全く感じさせない時姫の可憐で一途な姿は、これぞ歌舞伎の芸の凄さかと思わせるものだった。

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