當る辰歳 吉例顔見世興行 夜の部 12月 南座

※当サイトはアフィリエイト広告を掲載しています

南座顔見世夜の部 歌舞伎

演目・配役・上演時間

一、仮名手本忠臣蔵 祇園一力茶屋の場

配役 大星由良助:仁左衛門 遊女お軽:孝太郎 富森助右衛門:隼人 大星力弥:莟玉 矢間重太郎:染五郎 鷺坂伴内:松之助 斧九太夫:錦吾 赤垣源蔵:進之介 寺岡平右衛門:芝翫

上演時間 3:45-5:25 1時間40分

二、口上

配役 團十郎 新之助 仁左衛門 梅玉 ほか

上演時間 5:45-6:00 15分

三、助六由縁江戸桜

配役 花川戸助六:海老蔵改め團十郎 三浦屋揚巻:壱太郎(1~12日)/児太郎(14~24日) 三浦屋白玉:児太郎(1~12日)/壱太郎(14~24日) 髭の意休:男女蔵 朝顔仙平:歌昇 福山かつぎ:隼人 男伊達山谷弥吉:亀鶴 男伊達田甫富松:廣太郎 男伊達竹門虎蔵:男寅 傾城八重衣:廣松 傾城浮橋:玉太郎 揚巻付番新巻絹:梅花 文使い番新白菊:歌女之丞 奴奈良平:九團次 国侍利金太:市蔵 三浦屋女房:家橘 遣手お辰:萬次郎 曽我満江:門之助 くわんぺら門兵衛:芝翫 白酒売新兵衛:扇雀 通人里暁:鴈治郎 口上:染五郎 後見:右團次

上演時間 6:30-8:30 2時間

観劇記録

「助六」の揚巻と白玉を、壱太郎さんと児太郎さんが前半と後半で役を入れ替わるということで、夜の部は前半後半各1回観た。

まずは仁左衛門さんの「七段目」。2019年12月の顔見世でも上演されているので(お軽に孝太郎さん、平右衛門に芝翫さんも同じ)、またかという気がしないでもないが、舞台は華やかなご当地物で、東西の役者さんがバランス良く出演した顔見世らしいものだった。

「口上」は最前列に上手から仁左衛門さん、團十郎さん、新之助さん、梅玉さんが並び、その後ろに柿色裃の市川家一門や高麗屋が3列に並んで控えていた。そう広くはない南座の舞台に柿色裃が並ぶ姿は圧巻だった。仁左衛門さんが團十郎さんと新之助さんを披露し、次いで梅玉さんの祝の言葉。そして、團十郎さんの挨拶に新之助さんの挨拶が続き、最後に團十郎さんの睨みで幕となった。今後、南座で團十郎さんの睨みを観る機会はもう無いかもしれない。貴重な場に居合わせることができて良かった。

「助六」は配信では何度か観ているけれど、実際の舞台は初めてになる。(残念ながら、2004年12月南座での海老蔵襲名のものはチケットが取れなかったので観ていない)。歌舞伎座では並び傾城と男伊達は5人だったけど、舞台が広くない南座では4人ずつだった。助六が出てくるまでの、傾城たちが並ぶ姿は非常に華やかだった。個人的には児太郎さん揚巻、壱太郎さん白玉の方が良かったかな。

團十郎さんの助六は、その顔、姿、声の全てがはまっていて、これが助六役者、ということを実感した。

さて、関西は2024年10月に松竹座で團十郎襲名披露興行が行われる予定。團十郎さんはどのような演目を出すのか、今から楽しみだ。(個人的には「暫」を観たい)。

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました