いぶき、 南座

演目・配役・上演時間

配役　杉酒屋娘お三輪：中村児太郎　入鹿妹橘姫：中村芝のぶ　烏帽子折求女実は藤原淡海：大谷廣松　

上演時間　12:05-12:35 / 4:05-4:35　30分

配役　杉酒屋娘お三輪：中村児太郎　烏帽子折求女実は藤原淡海：大谷廣松　豆腐買おむら：市川新蔵　入鹿妹橘姫：中村芝のぶ　漁師鱶七実は金輪五郎今国：市川九團次

上演時間　12:45-1:55 / 4:45-5:55　1時間10分

配役　万歳：市川九團次　才造：大谷廣松　田舎侍：市川新蔵　通人：市川新十郎　大工：市川升三郎　子守：市川福太郎　白酒売：市川右若　芸者：中村芝のぶ　女船頭：中村児太郎

上演時間　2:10-2:40 / 6:10-6:40　30分

20日の千穐楽に観劇。

開演時間になると、場内に中村児太郎さんのあいさつが放送された。児太郎さんの紹介で市川九團次さんが舞台に登場して、「妹背山女庭訓」のあらすじ、そして「乗合船恵方万歳」について簡単説明した。（なので、上演時間が12:05 / 16:05 になっている）。

前半の道行は、竹本で上演されるときは「道行恋苧環（みちゆきこいのおだまき）」だが、今回は常磐津での上演のため「願絲縁苧環（ねがいのいとえにしのおだまき）」。

中村芝のぶさんの橘姫は本当に綺麗で、大谷廣松さんの求女は凛々しく気品のある姿。そして、中村児太郎さんのお三輪は可愛らしいものだった。

「三笠山御殿」は、前半の鱶七が登場する場面はカットされていて、橘姫が御殿に戻ってくるところから。官女たちにいじめられるお三輪はかわいそうで、いじらしかった。そして、嫉妬に狂ったお三輪の眼力は強いものだった。

児太郎さんは海老蔵歌舞伎では「実盛物語」の小まんだけだったけど、その分、お三輪を相当稽古してきたのだろうなと思わせる演技だった。本興行での出演が楽しみ。

「乗合船恵方万歳」は常磐津の舞踊。出演者それぞれの見せ場があって、楽しいものだった。