中村勘九郎 中村七之助 歌舞伎生配信特別公演

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7月19日11時から生配信された「中村勘九郎 中村七之助 歌舞伎生配信特別公演」を観た。

チケット代は図夢歌舞伎の3700円や ART歌舞伎の3500円より安い 3000円。浅草公会堂で無観客で行うというのに、チケット代が安いのを不思議に思ったが、特設サイト http://kinshu2020.com/live.html を見ると、フジテレビジョン、サンライズプロモーション東京の主催だった。なるほど、数か月後に「中村屋ファミリー」特番のコンテンツとして放送されるのね。

まずは、中村勘九郎さんと中村七之助さんによるご挨拶。このご挨拶は、18日終演後に収録したそうだ。

続いて、本日のメイン、舞踊「猿若揃江戸賑 厄払浅草祭(さるわかそろうえどのにぎわい やくはらいあさくさまつり)」。藤間勘十郎さんが、今回の公演のために舞踊「お祭り」と舞踊「三社祭」をアレンジして振付たものだそうだ。舞台には清元連中。通常なら、清元が上段、三味線が下段なのだが、今回はマウスシールドを付けた清元が下段、三味線が上段の配置だった。また、大向こうさん5人がソーシャルディスタンスを保って客席に。やはり、「待ってました」、「中村屋」の大向こうがあると、気分が盛り上がる。20分強の演目だったけれど、中村勘太郎さん、中村長三郎さんもがんばっていて、楽しく見応えのあるものだった。

その後、「中村屋ヒストリー」と題して過去の映像を放送した。2013年9月岩手県宮古市浄土ヶ浜での団子売、2009年9月石川県金沢市金沢城公園での連獅子、2011年10月鹿児島県三島村硫黄島での俊寛、2019年11月福岡県北九州市平成中村座小倉城公演の小笠原騒動。貴重な映像だった。

着替えを済ませた勘九郎さん、七之助さんが再び舞台に登場して芸談に。か-18の席に、平成中村座でお馴染み「勘三郎の目」を貼っていたとのこと。座席の背中が一か所黒く見えたのは「勘三郎の目」だったのか。

暫くしてから、勘太郎さん、長三郎さんも舞台に登場した。勘太郎さんが4年生で、長三郎さんが1年生。もうそんな年か、早いね。弟の長三郎さんの方が物怖じしていなくて度胸ある。勘九郎・七之助兄弟の今後とともに、勘太郎・長三郎兄弟の成長も楽しみだ。

盛りだくさんの内容で、満足度の高い配信だった。

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