演劇界 2019年12月号

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10月に名古屋・御園座で行われた吉例顔見世のプログラムには舞台写真が入っていなかったため(なのに、2000円と南座の顔見世の番付並みに高い)、街へ出たついでに書店へ立ち寄り、雑誌・演劇界に掲載されている写真をみてみた。

東京での公演のカラー写真をすっ飛ばし、御園座の写真をみると、まず、「狐と笛吹き」から中村梅玉さん演じる春方が狐(のぬいぐるみ)を抱きしめている姿だった。まさしく、「狐と笛吹き」のタイトルを端的に表す写真。(美しくも悲しい結末が思い出される)。この写真で、演劇界購入を決定したのは言うまでもない。

御園座でのカラー写真は、同じく「狐と笛吹き」での中村錦之助さんの親友秀人、「角力場」から中村鴈治郎さんの放駒長吉、「引窓」から片岡仁左衛門さんの南方十次兵衛、「碁太平記白石噺」から、中村雀右衛門さんの傾城宮城野、片岡孝太郎さんの妹信夫、「瞼の母」から中村獅童さんの番場の忠太郎、片岡秀太郎さんの水熊のおはまが掲載されている。

モノクロ写真は、「狐と笛吹き」1ページ、「双蝶々曲輪日記」3ページ、「碁太平記白石噺」1ページ、「瞼の母」2ページ、「身替座禅」1ページ。「身替座禅」では、侍女千枝の上村吉太郎さん、侍女小枝の片岡千太郎さんの写真もあった。

驚いたのが、モノクロ写真の最後に、9月にクールジャパンパーク大阪 TT ホールで行われた「至高の華」での「雙生隅田川」の舞台写真が2枚載っていたこと。この「雙生隅田川」は梅若実玄祥さん、藤間勘十郎さん、藤間雄大さんの親子孫共演の舞台で、尾上右近さんと中村梅丸(現・莟玉)さんが出演していた。(後見で澤村國矢さんも参加していた)。貴重な写真だ。

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