歌舞伎オンデマンドで「寿曽我対面」を観た。歌舞伎美人での上演時間は、11:00-11:47 47分で、配信は49分だった。
配役は、工藤左衛門祐経に中村梅玉さん、曽我五郎時致に尾上松也さん、曽我十郎祐成に尾上右近さん、小林朝比奈に坂東巳之助さん、化粧坂少将に坂東新悟さん、八幡三郎に中村莟玉さん、梶原平次景高に中村吉之丞さん、近江小藤太に中村亀鶴さん、梶原平三景時に大谷桂三さん、鬼王新左衛門に大谷友右衛門さん、大磯の虎に中村魁春さん。
何度も上演されている「対面」、今回は五郎に松也さん、十郎に尾上右近さんという、音羽屋コンビがメインを勤めるもの。團菊祭ということで、成田屋と音羽屋が中心となっている興行だが、午前の部「対面」が松也さんと右近さん(ともに音羽屋)、「若き日の信長」が團十郎さん(成田屋、祖父十一代目市川團十郎は七代目松本幸四郎の息子)、「音菊眞秀若武者」が初舞台の尾上眞秀さん(音羽屋)、午後の部「宮島のだんまり」が雀右衛門さん(京屋、母が七代目松本幸四郎の娘なので成田屋とは親戚関係)、「達陀」が松緑さん(音羽屋、祖父の二代目尾上松緑が七代目松本幸四郎の息子=十一代目市川團十郎と兄弟なので成田屋とは親戚関係)、「髪結新三」が菊之助さん(音羽屋)と、全て成田屋もしくは音羽屋に関係する役者さんが主役を勤めている。
工藤祐経の梅玉さんはさすがの貫禄、小林朝比奈の巳之助さんは意外と合っている、八幡三郎の莟玉さんは経験を積むお役かな、大磯の虎の魁春さんは風格と美しさがある、化粧坂少将の新悟さんは若々しい可愛らしさ、五郎の松也さんはパワフル、十郎の右近さんは優男の感じが良く出ている(本当は五郎を演じてみたいのかもしれないけれど)。
やっぱり「対面「は配役を楽しむ演目だ。
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