歌舞伎オンデマンドで「盲長屋梅加賀鳶」を観た。歌舞伎美人での上演時間は 7:15-8:35 1時間20分で、配信は1時18分だった。
配役は、竹垣道玄に中村芝翫さん、女按摩お兼に中村雀右衛門さん、手先長次に中村松江さん、お朝に市川男寅さん、道玄女房おせつに中村梅花さん、家主喜兵衛に市村家橘さん、伊勢屋与兵衛に市川左團次さん、日蔭町松蔵に中村梅玉さん。
河竹黙阿弥が書いた「盲長屋梅加賀鳶」は歌舞伎座では比較的よく上演されている演目だけど、南座や松竹座では殆ど上演されておらず、今回初めて観た。
黙阿弥らしい流れるような台詞や、芝翫さん演じる道玄のコミカルな演技、道玄と梅玉さん演じる松蔵との丁々発止のやり取り、道玄が逃げ回る終盤の立ち廻りなど、見どころの多い面白いお芝居だったけれど、「加賀鳶」というのがどうもよく分からない。
ネット上の情報をいろいろ見ると、通常は最初に「本郷木戸前勢揃いの場」があって、松蔵率いる加賀鳶(加賀藩お抱えの火消)たちが一人ずつ名のりをあげるとのこと。今回はその鳶たちが出る場面が(おそらく、上演時間の関係で)カットされたので、謎になってしまっていた。
コメント