歌舞伎オンデマンド 信州川中島合戦 輝虎配膳

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歌舞伎オンデマンドで「信州川中島合戦 輝虎配膳」を観た。歌舞伎美人での上演時間は6:30-7:13 43分で、配信の方は45分だった。

配役は、長尾輝虎に中村芝翫さん、お勝に中村雀右衛門さん、直江山城守に松本幸四郎さん、唐衣に片岡孝太郎さん、越路に中村魁春さん。

この演目は、一応、長尾輝虎が主人公だけど、物語の内容からは、山本勘助の母である越路が主役となる。この越路は「三婆」と呼ばれる、歌舞伎の老女役で難しいといわれる役の一つ。(あとの二役は「菅原伝授手習鑑 道明寺」の覚寿、「近江源氏先陣館 盛綱陣屋」の微妙(みみょう)。「輝虎配膳」の越路の代わりに、「本朝廿四孝」の勘助の母・越路が数えられることがある)。魁春さんの越路は、輝虎が直々に持ってきたお膳をひっくり返す腹の座った立派な武家の女性だったけれど、魁春さんらしい目の周りの赤い化粧のインパクトありすぎた。

給仕したお膳をひっくり返され、芝翫さん演じる輝虎は衣装を脱いでぶち切れる様子を現す。この演出を考えた昔の人は凄い。

越路の言動におろおろする、唐衣の孝太郎さん、お勝の雀右衛門さんも、武家の嫁の風格を備えていた。言葉が不自由なお勝は、琴を弾いて越路の命乞いをするが、ある程度楽器の演奏ができないといけないので、女方さんは大変だ。

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