七月大歌舞伎 昼の部 7月 大阪松竹座

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歌舞伎

演目・配役・上演時間

一、伊勢音頭恋寝刃 油屋 奥庭 

配役 福岡貢:松本幸四郎 油屋お紺:中村壱太郎 料理人喜助:中村隼人 油屋お岸:中村虎之介 徳島岩次実は藍玉屋北六:中村寿治郎 藍玉屋北六実は徳島岩次:片岡松之助 今田万次郎:片岡孝太郎 仲居万野:中村扇雀 油屋お鹿:中村鴈治郎(代役:片岡千壽)

上演時間 12:30-1:50 1時間20分

二、お祭り

配役 鳶頭:片岡仁左衛門 芸者:片岡千之助 芸者:片岡孝太郎

上演時間 2:10-2:35 25分

観劇記録

今年1月に坂東玉三郎さんの舞踊公演が開催されたものの、歌舞伎の興行としては、昨年1月以来、1年半ぶりとなる。この間、残念なことに坂田藤十郎さんと片岡秀太郎さんが亡くなった。さらに、中村鴈治郎さんが新型コロナウイルス感染症の濃厚接触者と認定されたため、7月12日まで休演となり、上方歌舞伎の役者さんが本当に少ないことを思い知らされた。

久しぶりの松竹座、玄関に「七月大歌舞伎」の看板はあるものの、これまで玄関の両サイドに掲示されていた、昼の部・夜の部の登場人物を1枚に描いた絵看板がなくなっていた。代わりに、公演のポスターを掲示している場所に、歌舞伎座のように各演目の絵看板が並んでいた。今後、この形式になるのだろう。

「伊勢音頭恋寝刃」は、松本幸四郎さんが本領発揮の演技。妖刀青江下坂に操られて次々と人を斬っていく姿は、本当に怖かった。中村扇雀さんの仲居万野はかなりのいけずぶりが良かった。中村鴈治郎さんが演じる予定だったお鹿は、片岡千壽さんが代役。受け狙いのおへちゃではなく、それなりに器量の良くない顔の化粧だった。千壽さんはこれまで腰元から女中から、さらに狆の小春や狼のばりいを演じてきているので、器量は今一つだけど気立てが良くてかわいらしいお鹿も見事に演じていた。中村隼人さんの料理人喜助は爽やかで貢への思いにあふれていた。

片岡仁左衛門さん、片岡孝太郎さん、片岡千之助さんによる「お祭り」は、短時間ながらも粋な姿を見せてもらった。コロナ禍の中、「待ってました」、「待っていたとはありがてぃ」の大向こうと台詞の応酬がなかったのは残念だった。

2階の売店では、「桜姫東文章」のクリアファイル(1000円)、チケットホルダー(1500円)、絵葉書(300円)を販売していた。仁左衛門さん出演の松竹座で販売したということは、玉三郎さんが出演する7月・8月南座でも販売する予定だろうな。

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