歌舞伎特選DVDコレクション22 馬盗人

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「歌舞伎特選DVDコレクション」22号は「馬盗人(うまぬすびと)」で、平成22年(2010年)7月に新橋演舞場で行われた公演が収録されている。 本編43分。

ならず者悪太に坂東三津五郎さん、ならず者すね三に坂東巳之助さん、馬に坂東大和さん、馬に坂東八大さん、百姓六兵衛に中村歌昇(現・又五郎)さんの配役。

この作品の原作は、児童文学者の巌谷小波(いわやさざなみ)さんが明治30年に「お伽狂言」として発表したもの。八世坂東三津五郎さんが、馬を活躍させる舞踊として昭和31年(1956年)に初演。十世坂東三津五郎(当時八十助)さんが新たに振付を行い、平成8年(1996年)に復活させて何度かならず者悪太を勤めた。十世坂東三津五郎さんは平成27年(2015年)2月に亡くなったので、収録映像は、息子の坂東巳之助さんと共演した最初で最後の「馬盗人」になる。

この演目の前半は、悪太と六兵衛のやり取りが見どころ。大道具が変わって(これも工夫されている)後半は、馬が大活躍。すね三とともにしっとり踊ったかと思えば、悪太とすね三の仲裁に入ったり、いなないたり(音声ガイドによると、珍しい演出とのこと)、ついには暴れて逃げ出し、最後は花道で見得を切って馬六方(?)で引っ込む。楽しい演目だった。

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