歌舞伎オンデマンドで「爪王」を観た。歌舞伎美人での上演時間は 2:45-3:15 30分で、配信も同じだった。
配役は、狐に中村勘九郎さん、鷹に中村七之助さん、庄屋に中村橋之助さん、鷹匠に坂東彦三郎さん。
「爪王」は動物文学作家・戸川幸雄さんの「爪王」を歌舞伎化したもの。「歌舞伎データベース」によると、初演は1971年7月歌舞伎座、十七世中村勘三郎さんの鷹匠、波乃久里子さんの鷹だった。その後、勘九郎さんの狐、七之助さんの鷹で、2010年2月歌舞伎座、2014年12月南座と再演され、今回が4回目の上演とのこと。(2014年12月南座は観ている)。
七之助さん演じる鷹が気高く凛としていて美しい。彦三郎さんの鷹匠は鷹に対する愛情が現れていた。勘九郎さんの狐はいかにも小賢しそう。(2012年9月に松竹座で観た「雨乞狐」は可愛らしかった。また観たい)。
舞踊で表現された鷹と狐の戦いは激しく、見応えあるものだった。勘九郎さんと七之助さんの身体能力の凄さに驚かされる。
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