歌舞伎オンデマンド 昇竜哀別瀬戸内 藤戸

歌舞伎オンデマンドで「昇竜哀別瀬戸内 藤戸(のぼるりゅうわかれのせとうち ふじと)」を観た。歌舞伎美人での上演時間は 7:50-8:48 58分で、配信は60分だった。

配役は、母藤浪/瀬戸の悪龍に尾上菊之助さん、浜の男磯七に中村種之助さん、浜の女おしほに中村米吉さん、浜の童和吉に尾上丑之助さん、郎党黒田源太に中村吉兵衛さん、郎党小林三郎に中村吉之丞さん、郎党和比八郎に坂東亀蔵さん、郎党長井景忠に坂東彦三郎さん、佐々木三郎兵衛盛綱に中村又五郎さん。

この演目は能の「藤戸」を素材にしたもので、1998年(平成10年)に厳島神社の奉納歌舞伎で二世中村吉右衛門さんが初演したものとのこと。

藤戸の着任した佐々木盛綱の前に、一人の老女が現れ、恨みがあると言う。1年前の藤戸の合戦で、盛綱は海の浅瀬を教えてくれた漁夫を殺したが、老女はその漁夫の母親だった。盛綱は老女に詫び、一緒に回向をしようと浮洲へ向かう。菊之助さんの老女は、息子に対する愛情や、息子を失った悲しみがひしひしと伝わってくるものだった。

老女と盛綱一行が退場し、入れ替わりに間狂言の浜の男、浜の女、そして、浜の童が登場。浜の童の丑之助さんが、しっかりきびきびと踊っていた。吉右衛門さんは、丑之助さんともっともっと共演したかったことだろうなと思いながら、観ていた。

雲行きが怪しくなり、浜の男、浜の女、浜の童が引っ込む。やがて、花道すっぽんから菊之助さんの悪龍が登場して、盛綱一行とのバトルへ。

悪龍は花道、盛綱一行は本舞台で、定式幕が閉まる。鳴物さんたちが幕外へ出てきた。三味線さんが幕外に出ての引っ込みは何度か観たことがあるけれど、鳴物さんが幕外なのは珍しいかも。悪龍はくるくる回りながら花道を引っ込む。あら、鳥屋へ入るところは写さなかったのね。

なかなか重い内容の演目だった。

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