歌舞伎オンデマンド 銘作左小刀 京人形

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歌舞伎オンデマンドで「銘作左小刀 京人形」を観た。歌舞伎美人での上演時間は11:00-11:38 38分だったが、配信の方は40分だった。

配役は、左甚五郎に中村芝翫さん、女房おとくに市川門之助さん、娘おみつ実は義照妹井筒姫に坂東新悟さん、奴照平に中村福之助さん、栗山大蔵に中村松江さん、京人形の精に中村七之助さん。

幕が開くと、下手側に常磐津連中が黒い覆面を付けて並んでいる。途中から登場する長唄連中も、同じく黒い覆面姿。この姿も見慣れてきた。

「京人形」は2015年2月松竹座で観ているけれど、その時も女房おとくが門之助さんだった。小車太夫に入れあげている左甚五郎を理解して支える、しっかり者の女房。地味だけど重要な役でもある。

「京人形」の見どころは、何といっても人形の精の七之助さん。箱のふたが開いて登場した姿は、本当に綺麗だった。そして、甚五郎の心が入った木の人形の男らしい動きと、小車太夫の鏡を懐に入れ、傾城として女らしい優美な姿を巧みに踊り分けていた。

後半は、甚五郎と若い大工たちによる立ち廻りが見どころ。若い大工たちの人数が少ないのも、今のご時世だと仕方がない。

栗山大蔵、井筒姫、奴照平の登場は唐突な感じがするけれど、前後の話を省略して舞台にしているので、さらっと流す。

美しい七之助さんが印象的な演目だった。

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