【演目】封印切(ふういんきり)

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封印切について調べてみた。

本名題

恋飛脚大和往来(こいびぃきゃくやまとおうらい・こいのたよりやまとおうらい)

初演

正徳元年(1711年)大坂竹本座(人形浄瑠璃 冥途の飛脚)
寛政8年(1796年)恋飛脚大和往来(こいのたよりやまとおうらい)に改作 大坂角の芝居

作者

近松門左衛門

あらすじ

大和国新口村の百姓孫右衛門の息子忠兵衛は、大坂の飛躍屋の亀屋に養子に出され、亀屋の一人娘と結婚して店を継ぐ予定だった。しかし、忠兵衛は槌屋の遊女梅川と恋仲になり、遊郭に通い詰めていた。
封印切の舞台は大坂新町の茶屋井筒屋。阿波のお大尽が梅川を身請けしようとしていた。忠兵衛が手付金50両を払ったことで阿波の客の話は一旦止まったものの、手付の期限が昨日で切れてしまった。忠兵衛が訪ねてこないので、梅川は気が沈んでいる。そこへ、為替の金をお屋敷に届ける途中の忠兵衛が忍んでやって来た。井筒屋の女主人おえんの計らいで、忠兵衛と梅川は逢瀬を楽しむ。
槌屋治右衛門が井筒屋にやって来て、梅川に丹波屋八右衛門の身請け話を勧めるも、梅川の願いを聞いて忠兵衛の身請け話を進めることにする。そこへ、八右衛門が身請けの金を持って井筒屋に現れたが、治右衛門に梅川の身請けを断られ、忠兵衛のことを散々罵る。それを聞いていた忠兵衛が八右衛門の前に出て、お屋敷に届けなければならない為替の金の封印を切ってしまう。
忠兵衛が梅川の身請けの後金を払って皆に祝福される。しかし、忠兵衛が梅川と二人きりになった時にお屋敷へ届ける金に手を付けたことを話し、二人は死を覚悟して花道を去っていく。

DVD・ブルーレイ

参考文献

参考サイト

歌舞伎 on the web http://enmokudb.kabuki.ne.jp/repertoire/1250?tab=home

文化デジタルライブラリー http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/modules/kabuki_dic/entry.php?entryid=1124

過去の観劇

2018年11月 南座
亀屋忠兵衛:片岡仁左衛門 傾城梅川:片岡孝太郎 丹波屋八右衛門:中村鴈治郎 阿波の大尽:片岡松之助 井筒屋おえん:片岡秀太郎 槌屋治右衛門:市川左團次

2015年1月 大阪松竹座
亀屋忠兵衛:中村鴈治郎 傾城梅川:中村扇雀 丹波屋八右衛門:片岡仁左衛門 阿波の大尽:中村鴈童 井筒屋おえん:片岡秀太郎 槌屋治右衛門:中村橋之助(現芝翫)

2012年5月 大阪松竹座
亀屋忠兵衛:坂田藤十郎 傾城梅川:尾上菊之助 丹波屋八右衛門:坂東三津五郎 阿波の大尽:中村寿治郎 井筒屋おえん:中村東蔵 槌屋治右衛門:市川左團次

2009年12月 南座
亀屋忠兵衛:坂田藤十郎 傾城梅川:片岡秀太郎 丹波屋八右衛門:片岡仁左衛門 阿波の大尽:中村寿治郎 井筒屋おえん:坂東玉三郎 槌屋治右衛門:市川左團次

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