歌舞伎特選DVDコレクション61 弁天娘女男白浪

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「歌舞伎特選DVDコレクション」61号は「弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)」で、平成22年(2010年)3月に歌舞伎座で行われた公演が収録されている。本編68分。音声ガイドは収録されていない。

弁天小僧菊之助に尾上菊五郎さん、南郷力丸に中村吉右衛門さん、忠信利平に市川左團次さん、倅宗之助に尾上菊之助さん、鳶頭清次に市川團藏さん、浜松屋幸兵衛に中村東蔵さん、赤星十三郎に中村梅玉さん、日本駄右衛門に松本幸四郎(現・白鸚)さんの配役。

「青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)」、通称「白浪五人男」は、河竹黙阿弥の作品で、文久2年(1862年)3月に初演された。今回のように「浜松屋見世先」と「稲生川勢揃い」の場面のみを上演するときは、「弁天娘女男白浪」の外題になる。

弁天小僧の「知らざあ言って聞かせやしょう」の台詞は超有名。この台詞が出てくるまでの、武家娘に女装した姿と、男だと見破られて現した本性との落差が「浜松屋見世先」での見どころ。

浜松屋から20両をせしめ、弁天小僧と南郷力丸が「坊主もち」で花道を引っ込むところは、軽快なやり取りが楽しい。

5人の盗賊が一人ずつ鳥屋から”志ら浪”の傘をさして出て花道に並び、そして、桜満開の本舞台に移動して名乗りをあげる「稲生川勢揃い」は、視覚的に非常に美しい後半の見どころ。マガジンに名乗りの台詞の一部と衣装の図柄の説明が、囲み記事の形で掲載されている。

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