歌舞伎特選DVDコレクション29 権三と助十

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「歌舞伎特選DVDコレクション」29号は「権三と助十」で、平成28年(2016年)8月に歌舞伎座で行われた公演が収録されている。 本編69分。

権三に中村獅童さん、助十に市川染五郎(現・松本幸四郎)さん、権三女房おかんに中村七之助さん、助八に坂東巳之助さん、小間物屋彦三郎に中村壱太郎さん、猿廻し与助に澤村宗之助さん、左官屋勘太郎に片岡亀蔵さん、石子伴作に坂東秀調さん、家主六郎兵衛に坂東彌十郎さん他の配役。

この作品は劇作家の岡本綺堂が書いたもので、大正15年(1926年)に歌舞伎座にて十五世市村羽左衛門の権三、二世市川左團次の助十で初演された。

岡本綺堂の作品といえば、「修善寺物語」や「番町皿屋敷」、「鳥辺山心中」といった、男女の関係を描いた作品が思い浮かぶが、「権三と助十」は江戸時代の長屋を舞台にした探偵劇で、雰囲気が全く異なる。江戸時代の風習などについて音声ガイドの解説が入るものの、大正時代に作られた新歌舞伎のため台詞は分かりやすく、謎解きの面白さを楽しめる。そういえば「半七捕物帳」も岡本綺堂の作品だった。

「権三と助十」や「半七捕物帳」はアマゾンの Kindle 版 『岡本綺堂全集・242作品⇒1冊』に収録されている。

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