歌舞伎特選DVDコレクション19 あらしのよるに 発端・序幕

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「歌舞伎特選DVDコレクション」19号は「あらしのよるに」で、平成27年(2015年)9月に南座で行われた公演の発端と序幕が収録されている。 本編56分。

がぶに中村獅童さん、めいに尾上松也さん、みい姫に中村梅枝さん、たぷに中村萬太郎さん、はくに市村竹松さん、山羊のおじじに市村橘太郎さん、ぎろに市川月乃助(現・新派の喜多村緑郎さん)、がいに河原崎権十郎さん、狼のおばばに中村萬次郎さん他の配役。

ベストセラーの絵本「あらしのよるに」を歌舞伎化したもので、登場するのがすべて動物、そして、歌舞伎座や新橋演舞場ではなく南座で初演という、いろいろと画期的な演目だった。

絵本をもとにしているので、ストーリーは分かりやすい。随所に歌舞伎の要素が入っているため、歌舞伎に慣れていない場合は、要所要所で説明している音声解説を使った方が良いと思う。

見どころは、もちろん中村獅童さん演じるテンション高い狼のがぶと、尾上松也さん演じる控えめな山羊のめいの友情物語なのだが、脇役キャラたちも見逃せない。

まず、いきなり冒頭から登場する狼ばりい。演じるのは実は女方の片岡千壽(かたおかせんじゅ)さん。関西弁でまくしたてる狼ばりいは、初めて観たとき強烈なインパクトだった(女方とのギャップが…)。そして、狼ざくを演じる片岡千次郎(かたおかせんじろう)さん、狼じぐを演じる片岡松十郎(かたおかまつじゅうろう)さんと松嶋屋トリオが狼軍団で大暴れ(マガジンに舞台写真が載っている)。

そして、狼ぎろの市川月乃助さん。2016年1月に劇団新派へ入団して同年9月に喜多村緑郎を襲名したので、市川月乃助として歌舞伎の舞台に立ったのは「あらしのよるに」が最後となった。

居所変わり(大道具の位置を変える)の間、がぶとめいは客席におりて客席通路を歩き、座席間隔の狭い客席を通って花道に戻っていった。私が観に行ったときは、がぶが「あの岩のところから」と年配の男性客をいじっていた。めいの「休憩」、がぶの「雌が好きなのね」もあったのは言うまでもない。(南座は歌舞伎座や大阪松竹座のように客席通路から花道に戻れるようにはなっておらず、「沼津」などの時は、一度客席扉を出て廊下を通り鳥屋の後ろの扉から花道へ戻る)。

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