2023年南座「吉例顔見世興行」

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9月17日に南座「吉例顔見世興行」についての詳細が発表された。

今年は十三代目市川團十郎白猿襲名披露・八代目市川新之助初舞台という特別な興行ということもあってか、コロナ禍以前の二部制に戻った。初日は12月1日、千穐楽は12月24日(7日、13日、18日は休演日)。チケット代は、1等席25000円、2等席A12000円、2等席B10000円、3等席8000円、4等席6000円、特別席27000円。客席等級区分もコロナ禍前に戻った。

演目と配役は以下の通り。

第一部 午前10時30分開演

  1. 双蝶々曲輪日記 角力場(鴈治郎、隼人、染五郎、壱太郎) 
  2. 外郎売(新之助、扇雀、孝太郎、男女蔵、雀右衛門、梅玉)
  3. 男伊達花廓(團十郎、ぼたん)
  4. 景清(團十郎、雀右衛門、右團次、萬次郎、梅玉)

第二部 午後3時45分開演

  1. 仮名手本忠臣蔵 祇園一力茶屋の場(仁左衛門、孝太郎、進之介、芝翫) 
  2. 口上(團十郎、新之助、仁左衛門、梅玉)
  3. 助六(團十郎、壱太郎、児太郎、男女蔵、歌昇、隼人、門之助、萬次郎、芝翫、扇雀、鴈治郎、染五郎、右團次)

十三代目市川團十郎白猿襲披露興行なのに、尾上菊五郎さん、松本白鸚さんの出演はなく、團十郎さんの親戚筋では雀右衛門さんと染五郎さんのみ。松本幸四郎さんは7月に松竹座に出演したけれど、尾上松緑さんに至っては10年近く関西に来ていない。2019年から連続して出演している中村隼人さんは、松嶋屋・成駒家とともに南座顔見世常連となったな。

市川新之助さんだけでなく、市川ぼたんさんも出演するのか。お子さんたちも出演するためか昼の部が短めのものが並んで、夜の部が口上はさんで長丁場の演目が並んだ。

夜の部、「七段目」の主要な配役に既視感があるなと思ったら、2019年の顔見世が同じく片岡仁左衛門さんの大星由良之助、片岡孝太郎さんのお軽、片岡進之介さんの赤垣源蔵、芝翫さんの寺岡平右衛門だった。

河東節一寸見会御連中出演の江戸の「助六」を京都で上演してくれるのは、めったにないことなので本当に嬉しい。おまけに、揚巻と白玉が壱太郎さんと児太郎さんで、前半と後半で入れ替わる。若手を起用した配役には驚いたけれど、上方の壱太郎さん、江戸の児太郎さんと東西合同の意味も出てくる。

NHK「古典芸能への招待」12月は南座顔見世からだが、放送日が千穐楽の24日になるだろうけれど、放送時間を考えるとやはり「助六」(約2時間)かな。まさか、午前の部の「外郎売」(約35分)、「男伊達花廓」(約30分)、「景清」(約50分)の成田屋一家総出演!?

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