歌舞伎オンデマンドで「音菊曽我彩(おとにきくそがのいろどり)」を観た。歌舞伎美人での上演時間は 12:53-1:23 30分で、配信は31分、レンタル料金は2750円だった。
配役は、曽我一万に尾上右近さん、曽我箱王に尾上眞秀さん、小林朝比奈に坂東巳之助さん、秦野四郎に中村橋之助さん、化粧坂少将に尾上左近さん、鬼王新左衛門に中村芝翫さん、大磯の虎に中村魁春さん、工藤左衛門祐経に尾上菊五郎さん。
曽我物の新作舞踊。2024年8月から9月に行われた「研の會」での「連獅子」と同様に、父親が歌舞伎役者ではない右近さんと眞秀さんが主役を勤めた。父親の存在が重要な歌舞伎界、これからも右近さんが眞秀さんの父親代わりとして、この二人での出演が。眞秀さんは「研の會」同様に元気一杯だった。また、同じ音羽屋の左近さんが若くて美しい女方の姿を見せた。現時点では、左近さんは立役より女方の方が似合っているように思う。
橋之助さんが言う「当月は祐経様の誕生月」の台詞通り、菊五郎さんは1942年10月2日生まれの御年82歳。登場するだけでさすがの貫禄を見せていた。来年2025年12月の南座・顔見世には出演されるのだろうか?
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