市川左團次さん逝去

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市川左團次さんが、4月15日に肺癌のため82歳でお亡くなりになった。

左團次さんの舞台を最後に観たのは、2019年4月歌舞伎座で上演された「御存 鈴ヶ森」の東海の勘蔵だった。関西の劇場では、2018年12月南座で上演された「鳥辺山心中」の坂田市之助が最後となった。

南座新開場記念、そして、高麗屋三代襲名披露興行となった2018年11月の顔見世では、左團次さんが粂寺弾正を演じた「毛抜」が朝一番に上演された演目だった。昨年12月には、同じく「毛抜」で粂寺弾正を演じた市川新之助さんを「口上」で褒めていたのに。いろいろな意味で、歌舞伎界唯一無二の存在だった。

数々の素晴らしい舞台をありがとうございました。合掌。

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