歌舞伎オンデマンドで「仮名手本忠臣蔵 六段目」を観た。歌舞伎美人での上演時間は3:24-4:47 1時間23分で、配信も同じだった。
配役は、早野勘平に尾上菊五郎さん、女房おかるに中村時蔵さん、千崎弥五郎に中村又五郎さん、判人源六に市村橘太郎さん、母おかやに中村東蔵さん、一文字屋お才に中村魁春さん、不破数右衛門に市川左團次さん。
先に上演された「道行旅路の花聟」(落人)から、「五段目」を飛ばして「六段目」。観客は「仮名手本忠臣蔵」の話を知っているというのが前提になっている。こういうところは、歌舞伎初心者には厳しいかもしれない。
「落人」で腰元おかるは中村梅枝さんが演じていたけれど、「六段目」では女房おかるになって、梅枝さんの父親の中村時蔵さんが演じている。配役の妙を楽しむのも歌舞伎ならでは。
勘平の菊五郎さんを中心にベテランの役者さんたちによる「六段目」は、さすがに見ごたえのある素晴らしいものだった。しかし、菊五郎さん78歳、東蔵さん83歳、左團次さん80歳と後期高齢者の方々で、今後が心配になる。(特に、おかやを演じることのできる役者さんが…)。
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