中村福助 児太郎 今ここにいること

※当サイトはアフィリエイト広告を掲載しています

国立劇場の配信で中村福助さんが思いのほか踊っていたのに驚き、ちょうど配信期間だったこともあって、「中村福助 児太郎 今ここにいること」を観た。

内容は、児太郎さんの素踊り「老松」、発病前の姿、2013年11月12日左被殻出血発症時の回想、手術後転院した慈恵大学病院リハビリテーション医学講座安保教授ほかスタッフの話、実際のリハビリの様子、児太郎さんの朗読・宮沢賢治「雨ニモマケズ」、福助さんと児太郎さんの朗読・高村光太郎「道程」、2018年9月舞台復帰の様子、児太郎さんの絵本の朗読「みしのたくかにと」、新作舞踊「光福」(福助さんは衣装着用、児太郎さんは素踊り)と盛りだくさんだった。「光福」では、福助さんがゆっくりと舞台を歩いたり回転したり、リハビリの成果を見せていた。配信時間は約1時間35分。

脳出血による全失語に右片まひの状態から、地道なリハビリを積み重ねて歌舞伎の舞台に復帰した、福助さんの努力が本当に凄い。安保教授が「福助さんは体幹がしっかりしている」と話していたけれど、代々続く成駒屋の血筋、そして、幼いころから踊りの稽古を行っていたことが幸いしたのだろう。

歌右衛門襲名の夢。

このままリハビリを続けてもっと動けるようになれば、歌右衛門襲名も可能ではないだろうか。当初の予定より10年後、15年後になったとしても、中村歌右衛門・福助襲名を観てみたい。

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました