演目・配役・上演時間
一、超歌舞伎のみかた
上演時間 11:00-11:25 25分
國矢 蝶紫
二、お国三山 當世流歌舞伎踊(いまようかぶきおどり)
上演時間 11:45-12:00 15分
配役 出雲のお国:初音ミク 名古屋山三:獅童
三、今昔饗宴千本桜(はなくらべせんぼんざくら)
上演時間 12:30-1:10 1時間10分
配役 佐藤四郎兵衛忠信:獅童 初音美来・美玖姫:初音ミク 初音の前:蝶紫 青龍の精:國矢
観劇記録
超歌舞伎の本公演、11時開演の一部を観てきた。
まず、澤村國矢さんと中村蝶紫さんによる超歌舞伎のみかた。超歌舞伎とはどういったものかという説明、NTTの開発した超高臨場感通信技術「Kirari!」による、「分身」の実演解説。客席から一人の希望者(夏休みなのでお子様優先)が、「分身」そして「変身」体験。体験者の映像がライオンの子供(獅子の童)のキャラクターに変身して、体験者の動きそのままにキャラクターが動くというもので、キャラクターの動きの滑らかさに驚いた。その後ペンライトの使い方の説明があり、南座のスタッフが客席通路を売り歩いていた。
當世流歌舞伎踊は、出雲のお国の故事をふまえて作られた新作歌舞伎舞踊とのこと。まずは國矢さん、蝶紫さんによる男歌舞伎と、4人の女性舞踊家さん達による女歌舞伎の踊り。歌舞伎公演では成人女性が舞台に上がることはないので、今回の南座超歌舞伎では、女性舞踊家さん達も舞台に立つのが斬新だった。
舞台が回って巨大スクリーンがあらわれ、いよいよ出雲のお国役の初音ミクさんの踊り。ミクさんの映像は鮮明で、美しく素晴らしいものだった。花道から名古屋山三役の中村獅童さんが登場し、ミクさんと息の合った踊りを披露していた。最後は全員による総踊りで、華やかに幕となった。
今昔饗宴千本桜は先日、國矢さん主演のリミテッドバージョンを観たが、獅童さんの忠信はさすが座頭の貫禄。 國矢さんは演じ慣れている青龍ということで、こちらも力強く演じていた。本公演のクライマックスは、やはり獅童さんとミクさんの宙乗り。普段の歌舞伎公演でも宙乗りは盛り上がるが、今回は黒うさPさんの楽曲「千本桜」に加え、獅童さんの煽り、そしてペンライト効果で、ロックのライヴのように大いに盛り上がった。
一旦幕が閉まり、カーテンコールで皆さんがあいさつした後、写真撮影可能に。獅童さんはカーテンコールでも盛んに煽っていた。
本当に楽しい時間だった。
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