単品レンタル（「加賀鳶」3300円＋「鷺娘」2750）円）よりもかなり安くなるので、歌舞伎オンデマンドで十二月大歌舞伎<第二部＞セット（「加賀鳶」と「鷺娘」）をレンタルした。（レンタル料金4950円）
まず、「加賀鳶」。歌舞伎美人での上演時間は 3:00-4:40 1時間40分で、配信は1時間39分だった。
配役は、天神町梅吉／竹垣道玄に尾上松緑さん、日蔭町松蔵に中村勘九郎さん、春木町巳之助に中村獅童さん、魁勇次に坂東彦三郎さん、磐石石松に坂東亀蔵さん、虎屋竹五郎に中村種之助さん、天狗杉松に中村玉太郎さん、昼ッ子尾之吉に尾上左近さん、お朝に中村鶴松さん、妻恋音吉に尾上菊史郎さん、金助町兼五郎に尾上菊市郎さん、数珠玉房吉に澤村精四郎さん、御守殿門次に中村吉之丞さん、番頭佐五兵衛に市村橘太郎さん、雷五郎次に市川男女蔵さん、御神輿弥太郎に中村松江さん、伊勢屋与兵衛に河原崎権十郎さん、女按摩お兼に中村雀右衛門さん。
本郷木戸前勢揃いは出演者が多くて壮観。松緑さんが梅吉と道元の2役を初役で勤めたとのことだが、肝が据わって人望厚い鳶頭の梅吉よりは、悪党ながらもちょっと愛嬌があって少々ドジな道元の方が合っていた。終盤の捕り物は、ほとんどドリフのコント。いや、逆。ドリフの元ネタが歌舞伎というのがよくわかるものだった。
次に中村七之助さんが鷺の精を勤める「鷺娘」。歌舞伎美人での上演時間は 5:00-5::30 30分で、配信は31分だった。
七之助さんは本当に美しかった。後半、上手の長唄・鳴物の演奏と下手の七之助さんを一緒に撮影したかったのかもしれないが、客席上手側からのカメラ撮影で、下手にて傘の陰で諸肌脱ぎとなり髪飾りを取ったりしている姿も映っていたのが、興ざめでもあり興味深いものでもあった。
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