歌舞伎オンデマンド 四季

※当サイトはアフィリエイト広告を掲載しています

歌舞伎オンデマンドで「四季」を観た。歌舞伎美人での上演時間は 6:45-7:33 48分で、配信も同じだった。なお、レンタル料金は 2750円だった。

「四季」は各季節をあらわす舞踊で構成されている。

春 紙雛(長唄)

配役は、女雛に尾上菊之助さん、男雛に片岡愛之助さん、五人囃子に中村萬太郎さん、五人囃子に中村種之助さん、五人囃子に尾上菊市郎さん、五人囃子に尾上菊史郎さん、五人囃子に上村吉太朗さん。女雛男雛の踊りと五人囃子の踊りが交互に繰り広げられた。冒頭と終わりに人形らしいかくかくとした動きを見せたので、雛人形たちが人形から踊り手となり人形に戻ったと思えば良いのか?

夏 魂まつり(竹本)

配役は、亭主に中村芝翫さん、若衆に中村橋之助さん、太鼓持に中村歌之助さん、仲居に中村梅花さん、舞妓に中村児太郎さん。送り火の日の京都を舞台に、若衆と舞妓の恋模様を描いたもの。舞妓の児太郎さんの体格が見事なので、若衆の橋之助さんとのバランスが悪かった。亭主の芝翫さんが一番はまっていて踊りも見事だった。

秋 砧(筝曲)

配役は、若き妻に片岡孝太郎さん。孝太郎さんは中国風の衣装で登場。夫を待つ若い妻の姿を描いていた。

冬 木枯(長唄?)

配役は、みみずくに尾上松緑さん、みみずくに坂東亀蔵さん、木の葉男に大谷廣松さん、木の葉男に中村福之助さん、木の葉男に中村鷹之資さん、木の葉男に坂東亀三郎さん、木の葉男に尾上眞秀さん、木の葉女に市川男寅さん、木の葉女に中村莟玉さん、木の葉女に中村玉太郎さん、木の葉女に尾上左近さん。木枯が吹く中を、木の葉がくるくると舞い踊っている。お弟子さん達による木の葉男たちがアクロバティックな動きを見せて、ダイナミックに木枯に翻弄される落ち葉をあらわしている。しかし、この演目で最も驚いたのがみみずくの松緑さん。鳥らしい羽を描いた衣装に煙管を手にしているのはともかく、紐で耳に掛ける古風な丸眼鏡に、口は白い嘴ような化粧をしている。同じみみずくの亀蔵さんは素顔なのと対照的。みみずくが木の葉たちを起こし(?)、左近さんを中心に木の葉たちの群舞となった。非常にユニークなものだった。

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました