歌舞伎オンデマンド 無筆の出世 

※当サイトはアフィリエイト広告を掲載しています

歌舞伎オンデマンドで「無筆の出世」を観た。歌舞伎美人での上演時間は、7:37-8:55 1時間28分で、配信は松緑さんが治助のバージョンが1時間23分、亀蔵さんが治助のバージョンが1時間22分だった。レンタル料金は各々3300円だった。

配役は、中間治助後に松山伊代守治助に尾上松緑さん/坂東亀蔵さん、紺屋職人久蔵に坂東亀蔵さん/市川中車さん、伊予守一子治一郎に尾上左近さん、大徳寺同宿日念に市川青虎さん、大徳寺住職日栄に中村吉之丞さん、左内妻藤に市川笑三郎さん、夏目左内に市川中車さん/尾上松緑さん、佐々与左衛門に中村鴈治郎さん、講談は神田松鯉さん。

「荒川十太夫」から始まった、講談の歌舞伎化第三弾。今回は、人間国宝の神田松鯉さんが歌舞伎座の舞台で講談を読むという、歌舞伎と講談が融合した舞台となっている。芝居と講談の両方を楽しめる贅沢な時間、松鯉さんの講談に合わせて役者さんたちが無言で芝居をする場面がユニークだった。

読み書きができない中間の治助が、アクシデントで佐々与左衛門から預かった手紙の内容を知り、僧の日栄に命を救われる。日栄の碁仲間である夏目左内の元で中間として働くことになり、左内から文字を学ぶ。学問に励み、運にも恵まれ、中間から最後は勘定奉行へ出世する。治助はかつての主人・佐々与左衛門の息子に役職を与え、仇を恩で返すという見事な話。

治助が松緑さんのバージョンも、亀蔵さんのバージョンも両方観た。治助は二人とも良かったものの、夏目左内は中車さんの方が良かったように感じた。

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました