歌舞伎オンデマンド 権三と助十

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歌舞伎オンデマンドで「権三と助十」を観た。歌舞伎美人での上演時間は 1:43-2:59 1時間16分で、配信は1時間17分、レンタル料金は3300円だった。

配役は、権三に中村獅童さん、助十に尾上松緑さん、助八に坂東亀蔵さん、権三女房おかんに中村時蔵さん、小間物屋彦三郎に尾上左近さん、願人坊主雲哲に市村橘太郎さん、願人坊主願哲に澤村國矢さん、左官屋勘太郎に中村吉之丞さん、猿回し与助に中村松江さん、石子伴作に河原崎権十郎さん、小間物屋彦兵衛に中村東蔵さん、家主六郎兵衛に中村歌六さん。

「権三と助十」は、講談「大岡政談」の「権三助十」をもとに、劇作家の岡本綺堂が書いた新歌舞伎。これまでに映像では観たことがあるけれど、関西では20年以上上演されておらず、生の舞台では観たことがない。副題に「神田橋本町裏長屋」とあるようにディープな江戸の町が舞台なので、上方の劇場では受けにくいのかもしれない。

ディープな江戸の町で起こった推理物のような喜劇を、松緑さんと気心の知れた「紀尾井町家話」に良く出演している役者さんたちが軽妙に演じている。左近さんが「紀尾井町家話」出演時に言っていたが、上方言葉が大変だったそうだ。左近さんは2006年生まれのまだ18歳、良い経験(試練?)になっただろう。

これまで共演することが殆どなかった獅童さんと松緑さんだが、二人とも男気溢れる人物が似合うので、この「権三と助十」は相応しい演目だったと思う。今後、対照的な配役での共演も観てみたい。

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