歌舞伎オンデマンド 沙門空海唐の国にて鬼と宴す

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歌舞伎オンデマンドで「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」を観た。歌舞伎美人での上演時間は、序幕 12:55-2:10 1時間15分、大詰 2:30-3:16 46分 合計2時間1分で、配信の方は2時間2分、レンタル料金は3850円だった。

配役は、空海に松本幸四郎さん、楊貴妃に中村雀右衛門さん、白楽天に中村歌昇さん、廷臣馬之幕に大谷廣太郎さん、玉蓮に中村米吉さん、春琴に中村児太郎さん、阿倍仲麻呂/高階遠成に市川染五郎さん、橘逸勢に中村吉之丞さん、杜黄裳に松本錦吾さん、白竜に中村又五郎さん、丹翁に中村歌六さん、憲宗皇帝に松本白鸚さん。

「沙門空海唐の国に鬼と宴す」は夢枕獏さんの小説を原作に、2016年(平成28年)に歌舞伎座で初演された新作歌舞伎で、「弘法大師御誕生一二五〇年記念」として再演となったもの。

「沙門空海唐の国に鬼と宴す」の初演は観ていないので今回が初めてなのだが、1回目を見終わって、8月に上演された「狐花」と同じような芝居だと思った。どちらも主役が幸四郎さんで、小説が原作の新作歌舞伎、時空を超えた謎解きと共通点が多い。主役が違う役者さんだったら、また印象が違ったかもしれない。

幸四郎さんの沙門空海は軽妙。吉之丞さんが準主役の橘逸勢というのが、秀山祭だからこその配役なのだろう。雀右衛門さんの楊貴妃は本当に綺麗だった。米吉さんの玉蓮は可憐。児太郎さんの春琴は頭上の黒猫と相まって不気味さが際立っていた。染五郎さんの阿倍仲麻呂そして高階遠成は実年齢の若さを感じさせず、貫禄さえ垣間見えた。丹翁の歌六さんはさすがの演技だった。

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