歌舞伎オンデマンド 狐花 葉不見冥府路行

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歌舞伎オンデマンドで「狐花 葉不見冥府路行(はもみずにあのよのみちゆき)」を観た。歌舞伎美人での上演時間は、発端・序幕 6:15-7:34 1時間19分、二幕目 8:04-9:16 1時間12分 合計2時間31分で、配信の方は2時間40分だった。松本幸四郎さん、そして、原作者の京極夏彦さんの特別インタビュー各10分も視聴可能だった。初めて見る演目なので、イヤホンガイドweb講座(29分)がセットされている方をレンタルして料金は4800円だった。

配役は、中禪寺洲齋(ちゅうぜんじじゅうさい)に松本幸四郎さん、萩之介/お葉に中村七之助さん、近江屋娘登紀に坂東新悟さん、監物娘雪乃に中村米吉さん、辰巳屋番頭儀助に中村橋之助さん、辰巳屋娘実祢に中村虎之介さん、的場佐平次に市川染五郎さん、上月家老女中松に中村梅花さん、辰巳屋番頭仁平に大谷廣太郎さん、信田家下男権七に松本錦吾さん、雪乃母美冬に市川笑三郎さん、近江屋源兵衛に市川猿弥さん、辰巳屋棠蔵に片岡亀蔵さん、雲水に市川門之助さん、上月監物(こうづきけんもつ)に中村勘九郎さん。

「狐花」は作家の京極夏彦さんが歌舞伎の舞台のために書き下ろした小説で、書籍は7月26日に発売された。舞台の初日は8月4日だったので、書籍と舞台がほぼ同時に発表されるという、これまでに類を見ない企画だった。

私はこれまで京極夏彦さんの作品を読んでいないので、イヤホンガイド web 講座で基礎知識を頭に入れて観たけれど、1度目は筋を追うのが精いっぱい、2回目でようやくいろいろ楽しめた。キーアイテムがヒガンバナで、キーワードがヒガンバナの複数ある別名なのね。想い人や敵が実は血縁だった、というのは歌舞伎によくある設定。それを下敷きに、過去の因縁についての清算の過程をミステリー仕立てにしているのが京極さんならではのものなのだろう。

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