歌舞伎オンデマンド 芝浜革財布

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歌舞伎オンデマンドで「芝浜革財布」を観た。歌舞伎美人での上演時間は 7:33 – 8:38 1時間5分で、配信は1時間9分、レンタル料金は3300円だった。

配役は、魚屋政五郎に尾上松緑さん、大工勘太郎に坂東亀蔵さん、左官梅吉に坂東彦三郎さん、錺屋(かざりや)金太に中村松江さん、桶屋吉五郎に中村吉之丞さん、金貸おかねに市村橘太郎さん、大家長兵衛に河原崎権十郎さん、政五郎女房おたつに中村萬壽さん。

富士山が描かれた緞帳が上がると、松竹梅が描かれた背景が目に入る。いかにもおめでたい。能舞台を思わせる屋根もある。すぐに面箱を捧げ持った附千歳の米吉さんが舞台に登場し、そして、翁の又五郎さんと千歳の雀右衛門さん、三番叟は松也さんだけ続いて登場した。

「芝浜革財布」略して「芝浜」は、三遊亭圓朝の落語を歌舞伎化したもの。設定は年末の話なので、6月の上演だと季節感を伴わないけれど、ほのぼのする人情噺なので気にしない。

松緑さん演じる政五郎は人の良さが出ている。だからこそ、おたつの話を素直に信じて酒を断って一生懸命働いて店を構えるまでになった。萬壽さん演じるおたつは夫を思うしっかりもの。良い夫婦だ。先日の「紀尾井町家話」で松緑さんが天秤棒の扱いについて言っていたが、今まで気にもとめていなかった。演者の話は貴重。

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