2022年南座「吉例顔見世興行」

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9月26日に南座「吉例顔見世興行」についての詳細が発表された。

12月4日から12月25日(12日、19日は休演日)に開催され、三部制、各2演目で行われる。チケット代は、1等席17000円、2等席9000円、3等席5000円、特別席19000円。開催期間・チケット代は昨年と変わらず。

演目と配役は以下の通り。

第一部 午前10時30分開演

  1. 義経千本桜 すし屋(獅童、壱太郎、隼人、梅花、片岡亀蔵、鴈治郎) 
  2. 龍虎(扇雀、虎之介)

第二部 午後2時10分開演

  1. 恋飛脚大和往来 封印切(鴈治郎、扇雀、愛之助、寿治郎、片岡亀蔵、東蔵) 
  2. 松浦の太鼓(仁左衛門、獅童、隼人、虎之介、鷹之資、橘太郎、橘三郎、千之助、歌六)

第三部 午後6時開演

  1. 年増(時蔵) 
  2. 女殺油地獄(愛之助、進之介、壱太郎、鷹之資、千之助、梅花、橘太郎、松之助、橘三郎、亀鶴、孝太郎)

12月は歌舞伎座で十三代目市川團十郎白猿襲名披露興行が行われるので、江戸の役者さんは誰が上方に来るのかと思っていたら、東蔵さん、歌六さん、時蔵さん、獅童さん、鷹之資さん。歌六さん、時蔵さん、鷹之資さんは最近の顔見世に出演しているけれど、歌舞伎公演データベースで調べると、東蔵さんは2015年以来、獅童さんに至っては1998年以来だった。

超歌舞伎が終わったばかりの獅童さんが、南座の顔見世に「すし屋」のいがみの権太で出演するとは驚いた。(2018年は仁左衛門さん、2007年は菊五郎さんが勤めた)。また、南座の顔見世では初めての上演となる「女殺油地獄」で、愛之助さんが河内屋与兵衛を勤める。

仁左衛門さんは「松浦の太鼓」に出演だが、これもデータベースを調べると、2002年11月以来だった。

いろいろと見どころの多い顔見世、チケット代が高いのが頭痛いところだけど、獅童さんの「すし屋」と愛之助さんの「女殺油地獄」は、3階席で2回観ようかな。

NHK「古典芸能への招待」12月は毎年南座顔見世からだが、仁左衛門さんの「松浦の太鼓」(約1時間20分)と、あと舞踊の「龍虎」か「年増」、もしくは「封印切」ダイジェストと予想。

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