歌舞伎オンデマンド 信濃路紅葉鬼揃 

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歌舞伎オンデマンドで「信濃路紅葉鬼揃(しなのじもみじのおにぞろい)」を観た。歌舞伎美人での上演時間は、6:55-7:55 1時間で、配信は1時間2分だった。

配役は、鬼女に坂東玉三郎さん、平維茂(たいらのこれもち)に中村七之助さん、鬼女に中村橋之助さん、鬼女に中村福之助さん、鬼女に中村歌之助さん、鬼女に尾上左近さん、鬼女に上村吉太朗さん、山神に尾上松緑さん。

この演目は能の「紅葉狩」を題材とした舞踊劇で、平成19年(2007年)に歌舞伎座で初演され、翌年に南座で再演された。今回、13年ぶり3回目の上演となる。

能舞台を模した舞台装置に、長唄と竹本の掛け合いでの上演。前半の鬼女たちは能装束のような衣装で格調高く舞い、後半の鬼女たちは金の角が生えた毛の長い頭の姿に変わり七之助さん演じる維茂と戦う。

玉三郎さんに従う鬼女たちが、橋之助さん・福之助さん・歌之助さんの三兄弟に松緑さんの息子の左近さん、そして、吉太朗さんという若手たち。特に成駒家三兄弟は昨年8月南座、10月御園座と玉三郎さんとの共演が続いており、期待されて鍛えられているように思える。吉太朗さんもこの公演に続き、2022年1月松竹座で玉三郎さんと共演しており、いろいろ勉強していることだろう。まだ10代半ばの左近さんは、ちょっと身長が低いのが目立ったけれど、20代の先輩に負けず劣らずしっかり踊っていた。

前半と後半の間に登場する山神の松緑さんは、かわいらしい姿できびきびした動き。首飾りがたすきになるとは思わなかった。

維茂と鬼女たちのバトルは、玉三郎さんと七之助さんの見せ場だけでなく、5人の若い鬼女たちによる毛振りもあり、変化に富んでいて面白かった。

歌舞伎美人に玉三郎さんのインタビューが掲載されていた。

玉三郎が語る、歌舞伎座『信濃路紅葉鬼揃』|歌舞伎美人
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